こんにちは!
台湾駐在ママのUNIです。
前回の記事では、国内引越しと海外引っ越しの違いや、船便・航空便の使い分け、家具・家電の行き先の決め方についてご紹介しました。

今回はその続きとして、我が家が実際にどのように荷物を整理したのかをご紹介します。
「これは台湾に必要かな?」「思い出の品はどうしよう?」と悩みながら仕分けた我が家の実例が、これから海外引っ越しをする方の参考になれば嬉しいです。
我が家の荷物整理
前回の記事では、海外引っ越しでは「荷物を運ぶ準備」ではなく、「荷物の行き先を決める準備」が大切だというお話をしました。
そこで我が家では、家にあるものを
- 持って行く
- 預かってもらう
- 人に譲る
- 売る
- 捨てる
の5つに分類して、一つひとつ整理していくことにしました。
一見シンプルに見えますが、実際に始めてみると「これは本当に台湾で使うかな?」「思い出の品はどうしよう?」と悩むものばかり。
今回は、この5つの分類ごとに、我が家が実際にどんなものを仕分けたのかをご紹介します。
持って行くもの
我が家では、もともとの収納ルールとして「クローゼットに収まらないものは買わない」と決めており、そこまで物が多い家庭ではありませんでした。
そんな我が家が荷物整理で意識したのは、「何を持って行くか」よりも、「何を持って行けないか」「何を持って行かないか」を先に決めることでした。
まず、「持って行けないもの」の代表が大型の家具・家電です。前の記事でもご紹介したように、台湾では家具・家電付きの物件が一般的だったため、日本で使っていた大型家具や家電は持って行くことができませんでした。
次に、「持って行かないもの」を整理しました。
すでにサイズアウトした娘の服や靴、使わなくなったベビー用品はもちろん、使用頻度の低い食器やキッチン用品、コートなどの台湾では出番が少なそうな冬物衣類は持って行かないことに決めました。
こうして「持って行けないもの」と「持って行かないもの」が決まると、「台湾へ持って行くもの」もはっきりしてきました。台湾で活躍しそうな小型家電、衣類や日用品、娘のお気に入りのおもちゃ、本、日本で使い慣れていたキッチン用品などを中心に持って行くことにしました。
最後に、「台湾に持って行きたいもの」を準備しました。
日本でしか手に入らなそうな和食のレトルト食品や、使い慣れた化粧品やヘアケア製品、日焼け止めやサングラス、常備薬など、台湾にいく前に色々と買い込んで持って行きました。
その中でも、「これは台湾に持っていってよかった!」と思ったものがたくさんあったので、それはまた別の記事でまとめようと思います。
預かってもらうもの
次に、「預かってもらうもの」です。
台湾へ持って行けないものや、台湾ではしばらく使う予定がないものの中でも、手放すのは難しいものは、家族に預かってもらうことにしました。
まず、持って行けないもののひとつが観葉植物です。
我が家には大切に育てていた観葉植物がありました。ただ、観葉植物は土や植物に害虫・病原菌が付着している可能性があるため、海外引っ越しの荷物としては基本的に輸送が難しいものの一つでした。
できれば一緒に台湾へ連れて行きたかったのですが、それは叶わず、義妹家で預かってもらうことになりました。
また、台湾で使う予定が少なく、湿気やカビによる傷みが心配なものも、台湾には持って行かないことにしました。
台湾は日本より冬が短く、気温も比較的暖かい地域です。さらに年間を通して湿度が高いため、家の中のものが湿気やカビの影響を受けることがあるそうです。
それを聞いて、
- 夫の成長アルバム
- 厚手のダウンコート
- ブランドバッグや革靴
- 絹の訪問着
などは、日本で保管した方が安心だと考え、実家で預かってもらうことにしました。
どれも今まで大切にしてきたものだったので、預かってくれた両親や義妹家族には本当に感謝しています。
人に譲るもの
「台湾に持って行けないもの」「台湾に持って行かないもの」の中で、まだ使えるものは人に譲ることにしました。
家具や家電のほかにも、娘のサイズアウトした洋服や靴、おもちゃ、ベビー用品、私の冬物衣類などは、必要としてくれる家族や友人へ。
大切に持っていた理由は、お祝いでいただいたものだったり、今まで愛着を持って使ってきたものだったり。「捨てるにはきれいでもったいない」「いつか売れるかも」と思っていたものもありました。
でも、それで使わずにずっとクローゼットにしまっておくのは、物の役目を終わらせてしまっているような気がしました。そこで、我が家で「今」活躍しているもの以外は、必要としてくれる人に引き継ぐことにしました。
思い入れのあるものほど手放すのは寂しいものですが、「新しい持ち主のもとで、また活躍してもらえる」と思うと、気持ちよく送り出すことができました。
売るもの
まだ使えるけれど譲る相手がいないもの、前々から「売れるかな?」と思っていたものは、フリマアプリや買取専門店を利用しました。
フリマアプリで売る
私が使ったのは、手軽に始められそうで、利用者も多そうな「Yahoo!フリマ」です。
フリマアプリでの販売は初めてだったので、まずは段ボール箱に入りそうな小さめのものから出品してみました。写真を数枚撮影すると、商品説明や金額もAIが自動で入力してくれます。
あとは記載された内容に間違いがないかチェックするだけ。すると、意外とあっさり売れてびっくり。「今まで面倒だと放置していたのは何だったのか」と思うくらい、スムーズに進みました。
海外へ出発するまで1か月半ほどあったので、そこから、2〜3回しか着ていない洋服や、ほとんど履いていない靴、汚れの少ないベビー用品なども出品していきました。
発送する際も、伝票はQRコードを読み取れば出力できます。郵便局やコンビニから手軽に送れるので、また日本に帰った時にも活用したいと思いました。
買取専門店で売る
一方で、梱包するのも発送するのも難しいチャイルドシートのような大型商品や、一眼レフカメラなど専門性の高いものは、買取専門店へ持ち込みました。
チャイルドシートは、ギリギリまで台湾に持って行くか悩んだものの、台湾で運転するかも分からなかったこと、3歳になる娘にはジュニアシートの方が合うかもしれないことを考え、手放すことにしました。
購入金額は約7万円。1年ほどしか使っておらず、状態も良かったのですが、査定額はまさかの約1万円でした。少し驚きはありましたが、「使わないまま置いておくより、新しい持ち主に使ってもらえた方がいい」と気持ちを切り替えることにしました。
一眼レフカメラ(デジタル・フィルム)は、出産前はよく使っていましたが、娘が生まれてからは軽いミラーレスカメラが中心になっていました。そのため、この機会に手放すことにしました。
まず近所のカメラ店で査定してもらったところ、想像よりかなり安い金額に。「本当にこの価格なのかな?」と思い、2件目としてハイブランドなども扱う買取専門店へ持ち込んでみると、カメラ店より高い査定額を提示していただきました。
自分が価格に納得できない場合は、一度で決めず、複数の買取専門店に相談してみるのもおすすめです。
売ってみて感じたこと
フリマアプリは自分で価格を決められるので、納得して売買しやすい一方、買取専門店は想像より低い査定額になることもあります。一方で、大型商品や専門知識が必要なものは、梱包や発送の手間を考えると買取専門店の方が楽な場合もあります。
「少しでも高く売りたいのか」「手間を減らしたいのか」を基準に選ぶと、自分に合った方法を選びやすいと感じました。
捨てるもの
最後は、「処分するもの」です。
我が家では、物を増やさないために「1つ買ったら1つ手放す」をモットーに生活していました。そのため、「そこまで処分するものはないだろう」と思っていたのですが、整理を始めてみると意外とたくさんありました。
処分したもの
まず1つ目は、引き取り手が見つからなかった小型家具やキッチン家電です。
仕事で長年使っていた椅子や、新居では使わなさそうな収納家具、使用頻度の低いキッチン家電、照明器具などは、この機会に思い切って処分しました。
ありがたいことに、私が以前住んでいたマンションでは、粗大ゴミをいつでもゴミ捨て場に出すことができたので、手が空いたタイミングで持って行けたのはありがたかったです。
2つ目は、本です。
我が家は数年前から紙の本から電子書籍へ移行していましたが、それでも紙でしか販売されていない本や中古で購入した本などが意外とたくさんありました。
台湾は湿気が多いと聞いていたため、本当に大切な本や、まだ読み返したい本だけを残し、それ以外は手放すことにしました。
3つ目は、「まだ使えるけれど、結局使っていないもの」です。
100円ショップで買ったアロマキャンドルや、以前は使っていたものの今は出番のない小物など、「壊れてはいないけれど使わないもの」が意外とたくさんありました。
ひとつひとつは小さなものですが、まとめて見直す良い機会になりました。
早めに処分せずに後悔したもの
そして最後が、一番の盲点だった古いスマートフォンやモバイルバッテリーです。
私が住んでいた地域では、これらはマンションのゴミ置き場には捨てられませんでした。
調べてみると、携帯ショップで回収してもらえることが分かったものの、データの処理が面倒だったので「いつか持って行こう」と後回しにしてしまっていました。
これが、大失敗。
引っ越し直前になって携帯ショップへ持って行ったところ、「処分には事前予約が必要です。」と、あっさり断られてしまったのです。
とはいえ、翌日には海外へ出発。結局、その場では処分することができず、ダンボールに入れて空港から義両親の実家へ送り、帰国したタイミングで処分することになりました。
海外引っ越しでは荷物の準備に意識が向きがちですが、こうした「処分方法が決まっているもの」も意外な落とし穴になります。
自治体によって処分方法は異なりますが、古いスマートフォンやモバイルバッテリーなどは、早めに処分方法を確認しておくことをおすすめします。
まとめ

海外引っ越しの荷物整理は、「何を持って行くか」を決める作業だと思っていました。
でも実際は、「持って行けないもの」「持って行かないもの」を決めることから始まり、そこから「持って行く」「預かってもらう」「譲る」「売る」「捨てる」と、一つひとつ物の行き先を考えていく作業でした。
思い入れのある物を手放すのは少し寂しい気持ちもありましたが、必要としてくれる人に譲ったり、新しい持ち主のもとへ送り出したりすることで、前向きな気持ちで整理を進めることができました。
また、フリマアプリや買取専門店を利用したり、自治体ごとの処分方法を確認したりと、実際にやってみて初めて分かったこともたくさんありました。
荷物整理だけでなく各種手続きもあるので、「出発前はとにかく忙しくなるだろう」と、早め早めに準備したつもりの我が家。
これだけ準備したのだから、引越し当日はさぞスムーズに進むはず……と思っていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。
とにかくドタバタだった引越し当日の話は、また後日まとめようと思います。
今回の記事では、我が家が実際に行った荷物整理の流れと、5つの仕分け方をご紹介しました。
我が家の荷物整理の方法が、これから駐在準備をする方のお役に立てたら嬉しいです。
次回は、「持って行くもの」の中で少し触れた、実際に台湾へ持って行ってよかったものや、「持ってくればよかった!」と感じたものを、台湾での生活を振り返りながらご紹介したいと思います。
