こんにちは!
台湾駐在ママのUNIです。
今回は、台湾駐在が決まってからやったことの中から、「引越し準備」について少し掘り下げて書いていきます。

もともと転勤族で、国内の引越しは何度も経験している我が家。
海外駐在が決まってからも、今までの引越しと同じように、「いらない荷物だけ処分して、あとは新居に持って行ってもらえばいいか」くらいの気持ちで準備を始めようと思っていました。
ところが、蓋を開けてみるとびっくり仰天!
国内引越しと海外引越しでは全く違うことばかりで、結果的にバタバタと準備をする羽目に。
簡単に考えていた過去の自分を、往復ビンタしたくなりました。
今回は、国内引越しとの違いから、海外引越しならではの準備や、我が家が最初に取り組んだ荷物整理についてまとめます。
いざ海外引越しの準備スタート
引越し業者の選定と輸送できる荷物
台湾駐在が決まり、「後からバタバタしたくないし、早めに引越しの準備を!」と思っていた私。でも、我が家の場合は夫の転勤による引越しなので、勝手に動くことはできず、会社経由で手続きを進めることになりました。
夫に会社の海外赴任規定を確認してもらったところ、会社が契約している引越し業者は「クロネコヤマトの海外引越」でした。ヤマトさんには普段の荷物でも丁寧に運んでいただいている印象があったので、「丁寧に作業していただけそう」と、まずはひと安心。
さらに確認を進めると、輸送できる荷物の量、輸送方法(船便・航空便)、家具家電の送付先なども細かく規定がありました。
我が家の場合、海外へ送れる荷物は家族合わせて11m³(11立方メートル)。
そこで初めて、「全部の荷物は持って行けない」という事実を突きつけられました。夫に聞いたところ、海外駐在の場合は家具・家電付きの住居に住むことが多いため、日本で使っていた家具や家電はレンタル倉庫などに預けて行くのが一般的だそうです。
夫の会社規定でも、海外の新居とは別に、日本国内1か所へ荷物を輸送できると記載がありました。
引越し前には、ヤマトの方が自宅へ見積もりに来てくださり、荷物の量や注意事項を一緒に確認しました。私は最初、荷物はすべて自分で梱包するつもりでいましたが、実際には、梱包は当日に業者さんが担当してくださるとのこと。
つまり、私たちが事前にやるべきことは、箱詰めではなく「仕分け」でした。
具体的には、
- 家具、家電の送り先を決めること
- 家の荷物を「いる・いらない」で分けること
- 荷物を送り先や輸送方法ごとに仕分けること
- 海外へ輸送する家電やお酒の一覧を作成すること
この4つが、引越し前の大きな準備となりました。
船便と航空便の使い分け
夫の会社規定を確認してはじめて、海外引越しでは、荷物を「船便」と「航空便」に分けて輸送することを知りました。さらにヤマトさんから説明していただき、船便、航空便で何を送るかを決める必要がありました。
船便は、国によって異なりますが、台湾の場合、到着までに早くて約1〜2か月かかると伺いました。
我が家の場合、輸送する家具家電や衣類や食器、本、ストック用品など、台湾到着後すぐには使わないものは船便で送ることにしました。
航空便は、約1〜2週間で届くと伺いました。
我が家の場合、到着して2ヶ月以内に使いそうな衣類や日用品、ワイヤレス掃除機、子どものお気に入りのおもちゃなど、到着後すぐに必要になるものを送ることにしました。航空便ではリチウムバッテリー内蔵の家電は輸送できないため、掃除機は送れないかと思いましたが、バッテリー取り外し可能な製品だったのでラッキーでした。
船便、航空便の違いや特徴について、詳しくはこちらの表にまとめました。

また、海外引越しでは輸送方法によって送れないものが異なる場合もあります。国によってルールも違うため、「これは送れるかな?」と思ったものは、事前に引越し業者へ確認しておくと安心です。ヤマトさんの「海外引越のお荷物について」というサイトがわかりやすかったです。
船便と航空便の仕分け作業を、最初は「荷物を分けるだけ」の事務作業くらいに考えていました。
でも実際に進めてみると、「台湾に着く頃にはもう半袖かな?」「船便が届く頃には、この服はいらないかも」「娘はどんなおもちゃで遊んでいるかな?」と、自然と台湾での生活を想像しながら荷物を仕分けている自分がいました。
荷物を分ける作業というより、「台湾での新しい暮らしを思い描く時間」だったのかもしれません。この作業を通して、少しずつ「本当に台湾へ行くんだ」という実感が湧いてきたのを覚えています。
引越し当日の作業については、別の記事でまとめたいと思います。
国内引越しとの違い
今まで何度も引越しをしていますが、国内での引越しは、基本的に「今住んでいる家から新しい家へ荷物を運ぶ。その際に、いらないものだけ断捨離する」というイメージでした。
もちろん、住所変更や電気・ガス・水道などのライフラインの手続きはあります。それでも「基本的には全部の荷物を新居へ運ぶ」が前提なので、荷物そのものについて大きく悩むことはあまりありませんでした。
ところが、海外引越しではそうはいきません。
渡航する国によって持ち込めるもの・持ち込めないものが決まっていたり、船便と航空便で送れるものが違ったり、荷物の量にも制限があります。
さらに、台湾では家具・家電付きの物件が一般的だったため、日本で使っていた大型家具や家電をそのまま持って行くという選択肢もありませんでした。
我が家の場合は、前回の転勤時に車を手放していたため車の移動はありませんでしたが、車がある場合はさらに大変だったと思います。
つまり、海外引越しでは「荷物を運ぶ準備」だけでなく、「家にある荷物をどうするか決める準備」がとても重要になることに気づきました。
もちろん、住所変更やライフラインの解約・契約、銀行や役所での手続きなど、日本を離れるための事務手続きも国内引越し以上にたくさんあり、ヒーヒー言いながら手続きしました。
それらについては、別の記事で詳しくまとめたいと思います。
我が家が最初にやった荷物整理
家の荷物をすべてリスト化
海外引越しで最初にやったことは、家の中にある荷物をすべてリスト化することでした。
当時の私は、家事、2歳児の育児、個人事業で在宅ワークをしながら、海外転居の準備をしていました。そのため、前回何を決めたかなど、正直覚えていられない自信がありました。
後から「そういえばあれどうなった?」とならないために、「家具家電」「手続き一覧」「手荷物」の3つのリストを作りました。今回の記事では、その中でも家具家電リストについて紹介します。
家具家電リストでは、
- 送付済み(チェック)
- 現在の場所
- 種別(家具・家電・備品など)
- 品名
- 送付先
- 最終受取人
- 備考
の7点を管理できるよう、Googleスプレッドシートで表を作成しました。
実際に使っていたのはこのリストです。

「どこへ送るのか」「預けるのか」「売るのか」を一覧で見える化したことで、荷物の管理が楽になっただけでなく、家族との相談やヤマトさんとの打ち合わせもスムーズに進めることができました。
家具・家電の行き先を決める
我が家では、家にあるものを、
- 台湾へ持って行く
- 実家で預かってもらう
- 家族や友人に譲る
- 売る
- 捨てる
の5つに分類して、一つひとつ行き先を決めていきました。
まずは大きいものからと、家具家電からどうするかを考えました。
我が家には、結婚してから10年以上使ってきた無垢材のダイニングテーブルなど、思い入れのある家具がたくさんありましたが、残念ながら台湾に持って行くことはできませんでした。
生活の質を上げるために、「少し高くても、本当に気に入ったものを永く使おう。」そう思って選んだ家具ばかりだったので、手放すことには少し抵抗がありました。
最初は倉庫で保管することも考えましたが、5年間保管することを考えると、湿気や傷みも心配です。
そこで、大きな家具や家電は必要としてくれる人へ譲ることにしました。義両親や義妹家族に相談すると、ほとんどの家具家電を引き継いでくれることになり、国内の輸送先は義実家に決定。
今まで大切に使ってきた家具が、これからも家族の暮らしの中で使われると思うと、寂しい気持ちもなくなりました。
そして、日本に帰国したときには、新しい暮らしに合わせて家具や家電を選ぶ楽しみもあります。そう考えることで、「手放す」のではなく、「次の暮らしへ送り出す」という気持ちで、前向きに準備を進めることができました。
まとめ
今回、海外引っ越しの準備をして一番感じたのは、海外引越しは、ただ「荷物を運ぶ準備」ではなく、「家にあるものの引越し先を決める作業」だったということです。
台湾へ持って行けるのか、持って行けるとしたら船便にするのか、航空便にするのか。
手放すのか、それとも、誰かに引き継いでもらうのか。
物の行き先を考えていく中で、自然と台湾での暮らしを想像する時間にもなりました。思い入れのあるものほど、手放すつらさもあるので、今回、家具や家電を実家などで受け入れてくれたのは本当にありがたかったです。
また、荷物リストを作ったことで、家族との相談や引越し業者さんとのやり取りもかなりスムーズになりました。海外引っ越し準備で迷ったら、まずは家にあるものを書き出して、「この荷物はどこへ行く?」を考えるところから始めるのがおすすめです。
次回は、実際に「持って行く・預ける・譲る・売る・捨てる」の5つにどう仕分けたのか、我が家の実例を紹介したいと思います。
