台湾の年間行事まとめ|春節・端午節・中秋節など一年の節日をご紹介

台湾の春節・元宵節・端午節・中秋節・冬至を代表する風景や食文化をまとめたコラージュ画像

こんにちは!
台湾駐在ママのUNIです。

前回の記事では、台湾で初めて迎えた端午節についてご紹介しました。

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調べてみると、台湾には端午節以外にも一年を通してさまざまな伝統行事があり、多くは旧暦をもとに受け継がれています。

スーパーには行事に合わせた食べ物が並び、お寺や街には飾り付けが増え、幼稚園でも季節の行事が取り入れられるなど、暮らしの中で伝統文化を身近に感じる場面がたくさんあります。

この記事では、台湾で一年を通して行われる代表的な節日(伝統行事)を、年間カレンダーとあわせてご紹介します。

それぞれの行事が「どんな日なのか」「どんな願いが込められているのか」を知っていると、街の飾りや食べ物、お祭りの風景も違って見えてきます。台湾の伝統行事を、より一層楽しんでいただけたら嬉しいです。

目次

台湾の伝統文化

台湾の節日とは?

日本にもお正月や節分、七夕など、季節に合わせた行事があるように、台湾にも一年を通してさまざまな伝統行事があります。

台湾の大きな特徴は、今でも旧暦が生活や文化の中に深く馴染んでいることです。春節や端午節、中秋節など、多くの節日は旧暦をもとに行われるため、新暦では毎年日付が変わります。

それぞれの行事には、家族の幸せや健康、ご先祖様への感謝、商売繁盛など、さまざまな願いが込められています。

また、節日が近づくと街には行事に合わせた飾り付けが増え、スーパーには季節限定の商品が並び、各地でお祭りやイベントが開催されます。

台湾では、伝統文化が今も暮らしの中に自然と息づいているのです。

台湾の年間行事カレンダー

台湾の代表的な節日は、春節から始まり、元宵節、清明節、端午節、中元節、中秋節、冬至、尾牙と、一年を通して続いていきます。

行事によって願いや過ごし方は異なりますが、どれも台湾の人々にとって大切に受け継がれてきた伝統文化です。また、多くの節日は旧暦をもとに行われるため、新暦では毎年日付が変わります。

下の年間カレンダーでは、台湾の主な節日が一年のどの時期に行われるのかをまとめました。各行事の詳しい内容は、このあと順番にご紹介します。

台湾の年間行事カレンダー

※旧暦をもとにしているため、毎年日付は異なります。

旧暦 1月〜3月|新しい一年を迎える季節

1年の始まりには、台湾で最も大切な伝統行事である春節や、その締めくくりとなる元宵節が行われます。街全体がお祝いムードに包まれ、台湾らしい文化を最も感じられる季節です。

春節/旧正月(しゅんせつ)|新暦 1〜2月頃

台湾の春節で披露される龍舞(ドラゴンダンス)の様子

春節(しゅんせつ)は、台湾で一年の中で最も大切にされている伝統行事です。日本のお正月にあたる行事ですが、台湾では旧暦1月1日を新年として盛大にお祝いします。

春節には家族や親戚が集まり、「年菜(ニェンツァイ)」と呼ばれるごちそうを囲んで食事をしたり、子どもや未婚者へ「紅包(ホンバオ)」と呼ばれるお年玉を渡したりして、新しい一年の幸せや健康、商売繁盛を願います。会社では、日頃の感謝を込めて部下へ紅包を渡す企業も多く、日本とは少し異なる文化が根付いています。また、新年のあいさつとともに贈り物を贈る習慣もあり、日本のお歳暮やお年賀に似た風習も見られます。

春節が近づくと、街中は赤い飾りで彩られ、デパートやスーパーには贈答品やお正月用品がずらりと並びます。夜になると、あちらこちらで花火が打ち上げられ、台湾全体がお祝いムードに包まれる一年で最も華やかな季節です。また、その年の干支をモチーフにした紅包や飾りなども多く販売され、街並みからも新しい一年の訪れを感じることができます。

主な関連イベント

  • 年貨大街(年貨市場):春節前に各地で開かれるお正月マーケット。台北の「迪化街 年貨大街」が特に有名。
  • 寺院での春節参拝:龍山寺 や 行天宮 など、多くの寺院で初詣や新年祈願が行われます。

元宵節(げんしょうせつ)|新暦 2〜3月頃

2026年台北ランタンフェスティバルの巨大ランタンと光のオブジェ

元宵節(げんしょうせつ)は、旧暦1月15日に行われる伝統行事で、春節を締めくくるお祭りです。街には色鮮やかなランタン(燈籠)が飾られ、夜になると幻想的な景色が広がります。

元宵節には、家族の幸せや健康、平和な一年を願いながらランタンを鑑賞したり、願い事を書いた天燈(ランタン)を空へ飛ばしたりします。また、元宵節には「湯圓(タンユエン)」と呼ばれる白玉団子を食べる風習もあります。丸い形には家族円満や団らんへの願いが込められ、春節を締めくくる縁起の良い食べ物として親しまれています。

台湾各地では大規模なランタンイベントが開催され、毎年テーマの異なる巨大ランタンや光のオブジェが展示されます。なかでも、毎年開催地が変わる全国規模の「台湾ランタンフェスティバル」と、台北市内で開催される「台北ランタンフェスティバル」は特に人気があります。我が家も台北ランタンフェスティバルへ行きましたが、幻想的な空間を家族で楽しむことができました。来年は台湾ランタンフェスティバルにも行ってみようと思います。

主な関連イベント

  • 台東炸寒単(台東県で行われる、爆竹を浴びて厄払いをする伝統行事)
  • 台湾ランタンフェスティバル(毎年開催地が変わる台湾最大級のランタンイベント)
  • 台北ランタンフェスティバル(台北市内で開催される人気イベント)
  • 平溪天燈節(願いを書いた天燈を夜空へ飛ばす幻想的なイベント)
  • 塩水蜂炮(台南市塩水区で開催される、無病息災を願う迫力満点の伝統行事)

旧暦 4月〜6月|ご先祖様への感謝と健康を願う季節

清明節(せいめいせつ)|新暦 4月頃

清明節(せいめいせつ)は、旧暦をもとにした二十四節気のひとつで、ご先祖様を供養する大切な日です。毎年4月4日または5日頃にあたり、日本のお彼岸やお盆のような意味合いを持っています。

この日は家族そろってお墓参りをし、お墓の掃除をしたり、お花や果物、お供え物を供えたりして、ご先祖様へ感謝の気持ちを伝えます。また、お線香や紙銭(冥銭)をお供えする風習もあり、多くの人が故郷へ帰省して家族で過ごします。

清明節は台湾の祝日でもあり、連休になる年も少なくありません。春の過ごしやすい時期でもあるため、お墓参りを終えたあとに家族で食事やお出かけを楽しむ人も多く、家族の絆を大切にする台湾らしい文化を感じられる行事です。

主な関連イベント

  • 各地の清明祭祖(お墓参り・先祖供養)
  • 客家桐花祭(客家の里で開催される桐の花まつり)
  • 春の行楽イベント

端午節(たんごせつ)|新暦 5〜6月頃

ドラゴンボートレースの写真

端午節(たんごせつ)は、旧暦5月5日に行われる台湾三大節日のひとつです。もともとは、中国の詩人・屈原(くつげん)を偲ぶ行事として始まったといわれていますが、現在の台湾では、家族の健康や無病息災、厄除けを願う大切な伝統行事として親しまれています。

この時期には、「粽子(ゾンズ/ちまき)」を食べたり、菖蒲やよもぎを飾って邪気を払ったりする風習があります。また、香り袋の「香包(シャンバオ)」を身につけたり、正午に卵を立てる「立蛋(リーダン)」に挑戦したりと、子どもから大人まで楽しめる伝統文化も受け継がれています。

台湾各地では、ドラゴンボートレースが開催され、力強い漕ぎ手たちのレースを一目見ようと多くの人が訪れます。また、スーパーや市場にはさまざまな種類の粽子が並び、街全体が端午節ムードに包まれます。台湾の食文化や伝統文化を身近に感じられる、毎年多くの人で賑わう行事のひとつです。

主な関連イベント

  • 台北国際ドラゴンボートレース
  • 鹿港慶端陽(彰化県)
  • 高雄愛河ドラゴンボートレース
  • 各地のドラゴンボート大会

旧暦 7月〜9月|家族やご先祖様を大切にする季節

中元節(ちゅうげんせつ)|新暦 8〜9月頃

中元節(ちゅうげんせつ)は、旧暦7月15日を中心に行われる、ご先祖様やさまよえる霊を供養する伝統行事です。日本のお盆に似た行事ですが、ご先祖様だけでなく、身寄りのない霊にも食べ物やお供え物を捧げる風習があるのが台湾ならではの特徴です。

旧暦7月は「鬼月(グイユエ)」と呼ばれ、あの世の門が開いて霊がこの世へ戻ってくると考えられています。そのため、お供えをして感謝の気持ちを伝える一方で、この時期は引っ越しや結婚、大きな買い物などを避ける人も少なくありません。

街には祭壇やお供え物が並び、寺院や地域ごとに供養の儀式が行われます。日本とは少し異なる信仰や風習を知ることができる、台湾らしい伝統文化のひとつです。

主な関連イベント

  • 基隆中元祭(台湾を代表する中元節の祭典)
  • 各地の普渡(お供え・供養の儀式)
  • 寺院での法要・読経

中秋節(ちゅうしゅうせつ)|新暦 9〜10月頃

台湾の中秋節に家族で楽しむバーベキューの様子

中秋節(ちゅうしゅうせつ)は、旧暦8月15日に行われる台湾三大節日のひとつです。家族や友人と満月を眺めながら、豊作に感謝し、家族の健康や団らんを願って過ごします。

中秋節には、「月餅(ユエビン)」や「文旦(ぶんたん)」を食べる風習があります。月餅は満月をイメージした伝統菓子で、家族円満の象徴として親しまれています。また、文旦は旬を迎えることから贈り物としても人気があります。

台湾ならではの特徴が、家族や友人とバーベキューを楽しむ文化です。現在では中秋節の定番として広く親しまれており、公園や河川敷、自宅の前など、街のあちこちでバーベキューを楽しむ人々の姿が見られます。スーパーにも月餅や文旦、バーベキュー用品が並び、街全体が中秋節ムードに包まれます。

主な関連イベント

  • ライトアップイベント
  • 大稲埕夏日節(時期が重なる年には中秋節イベントや花火が開催されることも)
  • 各地の中秋節イベント
  • 月見イベント

旧暦 10月〜12月|一年を締めくくり、新年を迎える季節

冬至(とうじ)|新暦 12月頃

台湾の冬至に食べる湯圓(タンユエン)の白玉団子

日本では冬至にかぼちゃを食べたり、柚子湯に入ったりする風習がありますが、台湾でも冬至は大切な季節の節目です。冬至は二十四節気のひとつで、一年の中で昼が最も短くなる日とされています。

台湾では単なる季節の節目ではなく、「小さなお正月」とも呼ばれるほど大切な伝統行事として親しまれています。冬至には、「湯圓(タンユエン)」と呼ばれる白玉団子を家族で食べる風習があります。丸い形には「家族円満」や「団らん」の願いが込められており、温かい甘いスープや塩味のスープに入れて食べるのが一般的です。

また、冬至を迎えることで「一つ歳を重ねる」という考え方もあり、家族そろって食卓を囲みながら健康や長寿を願います。スーパーには色とりどりの湯圓が並び、家庭でも冬の訪れを感じられる台湾らしい行事のひとつです。

主な関連イベント

  • 湯圓づくり体験
  • 寺院での冬至行事
  • 各地の冬至イベント

尾牙(ウェイヤー)|新暦 1〜2月頃

尾牙(ウェイヤー)は、旧暦12月16日頃に行われる伝統行事で、一年間の商売繁盛に感謝し、新しい年のさらなる発展を願う行事です。日本の忘年会に少し似ていますが、会社やお店が従業員への感謝を伝える意味合いが強く、台湾では多くの企業が盛大な尾牙パーティーを開催します。

尾牙では、豪華な食事を囲みながら一年を振り返り、余興やステージイベント、抽選会などが行われることも珍しくありません。景品には家電や旅行券のほか、自動車が用意されることもあり、台湾では毎年話題になる恒例行事です。

もともとは土地の神様である「土地公(トゥーディーゴン)」へ商売繁盛の感謝を伝える日として始まったとされ、現在では企業文化としても広く根付いています。春節を迎える前の台湾ならではの風物詩のひとつです。

主な関連イベント

  • 企業の尾牙パーティー
  • 豪華抽選会・ステージイベント
  • 土地公を祀る寺院での参拝

まとめ

台湾には、一年を通してさまざまな伝統行事があります。

春節や端午節、中秋節のように家族で過ごす行事もあれば、元宵節や中元節のように街全体で行われるお祭りや供養の文化もあります。それぞれの節日には、健康や幸せ、ご先祖様への感謝、商売繁盛など、人々の暮らしに寄り添った願いが込められています。

旧暦をもとにしているため毎年日付は変わりますが、季節ごとの行事を知っていると、台湾の街並みや食べ物、イベントの楽しみ方も変わってきます。私もこれから台湾で過ごす中で、それぞれの節日を実際に体験しながら、このブログで少しずつご紹介していく予定です。

台湾旅行や台湾生活の前に、ぜひ一年の行事を知って、台湾の文化をより身近に感じていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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